1ドル152円台 約34年ぶり円安水準
✍️記事要約
円相場が1ドル=152円台と34年ぶりの円安水準をつけました。
円相場は日本時間の10日午後9時半に、1ドル=151円80銭前後からおよそ34年ぶりの円安水準となる152円台に突入し、その後、152円90銭台まで下落しました。
アメリカで発表された3月の消費者物価指数の伸び率が市場の予想を上回り、経済の好調ぶりが確認されたことから、中央銀行にあたるFRBの利下げ観測が後退。市場では日米の金利差が維持されるとの見方から、円売りドル買いが強まりました。
市場では、政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と高まっています。
■英訳
The yen exchange rate hit a 34-year low against the dollar, with 1 dollar equaling the 152 yen range. At around 9:30 p.m. Japan time on the 10th, the yen fell to the 152 yen range, the lowest level in about 34 years, from around 151.80 yen per dollar, and then dropped to the 152.90 yen range. Speculation about a rate cut by the Federal Reserve Board (FRB), the central bank of the United States, retreated as the growth rate of the March consumer price index released in the United States exceeded market expectations, confirming the strength of the economy. With expectations that the interest rate differential between Japan and the United States would be maintained, selling yen and buying dollars strengthened in the market. There is growing concern in the market about intervention in the foreign exchange market by the government and the Bank of Japan.
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
米国FRBの利下げ時期が遠のいて円安基調が長引くようであれば、輸入物価の上昇を通じて、落ち着き始めた日本の物価上昇率が再度高まる恐れがある。
そうなれば、企業が賃上げをしても、それを上回るペースで物価が上昇することになり、実質賃金のマイナスが長期化するリスクが高まっている。
✅ 米国の消費者物価指数が市場予想を上回り 、6月開始と見られていた利下げ期待が後退。他方、日銀は3月に利上げに踏み切りましたが、当面緩和的な金融政策を続ける公算。日米の金利差がすぐに縮小しないとの観測から円安が進行しています。市場は当局の為替介入を警戒しますが、152円突破ですぐに介入に踏み切れば、そこが防衛ラインとみなされる恐れもあるため、様子見が見込まれます。そもそも、介入は為替需給にショックを与えるのみで、経済のファンダメンタルズを変えるものではありません。米金利が上昇しやすい時に介入でドル高・円安を阻止することは困難でしょう。なお、米国の利下げ期待の後退で米株式は約1％の大幅安。11日の日本株は米株安のマイナスが円安効果を上回り、下落の公算。現時点で日経平均先物は前日比400円安となっています。
✅ 東南アジアに出張に出る度に感じます。
「日本はいつの間にか貧しい国になっているのに、どうして海外諸国にお金をばら撒いているのだろうと。」
政治の責任は重いと思いますし、そんな政治家を選ぶ国民に危機感が無いとも思います。
