柏崎刈羽原発 夏の再稼働は絶望的
✍️記事要約
東京電力ホールディングスの小早川智明社長は30日、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働について、「安全性の確認をして次に進めるという現場のジャッジが出てから、次のステップに進む」と述べ、具体的な時期は示さなかった。東電は7号機の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷(そうか)」を26日に終えたばかり。ただ再稼働に必要とされる地元の同意が得られる見通しはなく、東電や国が水面下でめざしてきた今夏の再稼働は絶望的な情勢だ。
この日の2024年3月期決算会見で語った。燃料装荷後に東電のトップが会見を開くのは初めて。同原発の夏場までの再稼働について問われると、小早川社長は「(電力の安定供給のためには)一日も早く再稼働できることが望ましい」としたうえで、「地元の皆様の理解があることが大前提」と述べるにとどめた。
最終的なもうけを示す純損益は2678億円の黒字(前年は1236億円の赤字)で、2年ぶりの黒字に転じた。ただ燃料費が下がったという一時的な要因が大きく、先行きは見通せない。25年3月期の業績予想も柏崎刈羽原発がいつ動かせるかわからないことから、今回も「未定」とした。
■英訳
On the 30th, Tomoaki Kobayakawa, President of Tokyo Electric Power Holdings, stated regarding the restart of the Kashiwazaki-Kariwa Nuclear Power Plant in Niigata Prefecture, "We will move forward to the next step once judgments are made at the site confirming its safety," without indicating a specific timeframe. TEPCO had just completed the loading of nuclear fuel into reactor Unit 7 on the 26th. However, prospects for obtaining local consent, necessary for the restart, are bleak. The anticipated restart this summer, which TEPCO and the government have been aiming for behind the scenes, seems unlikely.
This was discussed during the fiscal year ending March 2024 earnings briefing held on that day. It was the first time TEPCO's top executive held a briefing after the fuel loading. When asked about the summer restart of the plant, President Kobayakawa stated, "It is desirable to restart as soon as possible for stable power supply," emphasizing the necessity of local understanding.
The net profit, indicating the final earnings, was ¥267.8 billion in the black (compared to a ¥123.6 billion loss the previous year), marking a return to profit after two years. However, this was largely due to temporary factors such as decreased fuel costs, and the future outlook remains uncertain. Given the uncertainty surrounding the restart of the Kashiwazaki-Kariwa plant for the fiscal year ending March 2025, the earnings forecast remains "undecided."
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
電力各社とも最高益らしいからなんとかしてくれ。
✅ うちらの地域には周波数の関係でどちらでもない(福井県などの西日本地域は急いででも再稼働願う)話しだが、首都圏などのインフラと熱中症予防などには柏崎刈羽原子力発電所の再稼働絶望的であれば経済活動停止や熱中症死亡者増加などの社会問題が絶対に出る。一人でも多く熱中症犠牲者出さないようにまたインフラ円滑化には原発は全国共通稼働させることは絶対的になる。
✅ 柏崎刈羽では東電のトラブルやミスが多発していますからね。ほかの原発の再稼働への動きではここまでトラブルやミスは起きていないのに。
福島での事故を起こし、その後より慎重に注意しているはずなのに柏崎刈羽でも細かなミスやトラブルを起こしているとなれば、特に何もなければ賛成していた人や自治体でも、反対や慎重な姿勢になるのは仕方がないでしょう。
目立った問題を起こしていない他の再稼働原発から人材を出向やマネジメントしてもらっては。
東電自身の原発運用能力もそうですが、現場のノウハウも相当悪化しているように思えます。