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報知が毎日の記事盗用 記者処分へ[2024.6.1]

報知が毎日の記事盗用 記者処分へ

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ スポーツ報知、毎日新聞の寄稿記事を盗用 執筆記者を処分へ

報知新聞社は1日、スポーツ報知のニュースサイトで4月から連載中の「甲子園100年物語」について、丸山健夫・武庫川女子大名誉教授が毎日新聞に寄稿した記事などから盗用があったことを明らかにした。一部は紙面にも掲載された。報知新聞社は「大部分が盗用だった」として連載を全て削除し、執筆した大阪本社編集局の記者(51)を処分する。

同社によると、記者は3月、丸山さんの阪神甲子園球場の歴史に関する毎日新聞への寄稿を読むなどし、メールで協力を依頼したが、丸山さんへの取材はせずに執筆を開始。引用の明示をほとんどしないまま、寄稿や丸山さんの過去の講演と構成が酷似し、表現が全く同じ箇所を含む内容の記事にした。

 丸山さんの寄稿は2022年4月~24年3月、毎日新聞兵庫版で「甲子園歴史旅」と題し、24回にわたって掲載された。

 報知新聞社企画本部は「連載記事の大部分が盗用だったことを深刻に受け止めている。丸山氏や毎日新聞社におわびするとともに、徹底した再発防止に取り組む」と話している。

 ◇毎日新聞社社長室広報ユニットの話

 毎日新聞の紙面に掲載された原稿が盗用されたのは遺憾です。

■英訳

Hochi Shimbun announced on the 1st that there had been plagiarism in the "Koshien 100-Year Story" series, which has been serialized on the Sports Hochi news site since April. This series included content taken from articles contributed by Professor Takeo Maruyama, Professor Emeritus of Mukogawa Women's University, to the Mainichi Shimbun. Some parts were also published in print. Hochi Shimbun stated that "a large portion was plagiarized" and has deleted the entire series, taking disciplinary action against the 51-year-old reporter from the Osaka headquarters editorial department who wrote the articles.

According to the company, in March, the reporter read Maruyama's contributions to the Mainichi Shimbun on the history of Hanshin Koshien Stadium and requested cooperation via email but began writing without interviewing Maruyama. The articles were almost identical in structure and contained passages exactly the same as those in Maruyama's contributions and past lectures, with little indication of citations.

Maruyama's contributions were published 24 times from April 2022 to March 2024 in the Hyogo edition of the Mainichi Shimbun under the title "Koshien Historical Journey."

The planning department of Hochi Shimbun said, "We take the fact that a large portion of the series was plagiarized very seriously. We apologize to Mr. Maruyama and the Mainichi Shimbun and will thoroughly work on preventing a recurrence."

The public relations unit of the president's office at the Mainichi Shimbun commented, "It is regrettable that manuscripts published in our newspaper were plagiarized."

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 報知新聞のおわび記事によると、全文削除となった連載記事は16回分(うち紙面に掲載したのは2回分)。「丸山氏の寄稿などと構成が酷似し、表現が全く同じ箇所を含む記事」が掲載されたものの、「5月下旬、丸山氏から問題点を指摘されるまで、大阪本社編集局のデスクも盗用に気づくことができませんでした」とのことです。

盗用とは、他人の文章など表現を、承諾を得ずに、あるいは引用と明示せずに、自分の文書などとして装うことで、著作権侵害になります。引用として明示していれば承諾は不要ですが、その範囲は必要最小限にとどめる必要があります。

「引用の明示もほとんど行いませんでした」とあるので、一部は引用の明示があったのかもしれませんが、「連載記事の大部分が盗用だった」と断定しているので、引用として必要最小限の範囲を大きく超えていたということでしょう。

「厳正な処分」の結果もオンラインで公表すべき重大な事案です。
✅ 報知新聞社の盗用問題、なんだかショックだね。記者が他人の研究や寄稿を盗用するなんて、ジャーナリズムの信用を大きく損なうよ。信頼できる情報源としての新聞の価値が下がると、読者としても困るし、正しい情報を求める人たちの期待を裏切る行為だと思う。しかも、甲子園の歴史みたいな重要なテーマでこんなことが起こるなんて、記者がしっかりと取材して、自分の言葉で記事を書くことが大事だと改めて感じるね。
✅ 他社やお役所、政治家なんかで不祥事があった際には、組織の責任まで問いますよね。
チェック体制がどうとか再発防止がどうとか事前の身辺調査がどうとか処分内容が重い軽いだとか。

メディア以外のケースでは、処分が軽く見えても裏ではそのまま「自主退職」することもありますが、それはそれで退職金は貰えるんだよねと批判したりしてますよね。

この記事からは処分内容すら分かりませんが、事後対応のお手本を示してほしいところです。

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