16歳未満のSNS利用を禁止へ 豪州
✍️記事要約
オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は7日、16歳未満によるSNSの利用を禁じる新法を可決すると発表した。
アルバニージー氏によると、フェイスブック、ティックトック、インスタグラムなどのプラットフォームに対しては年齢制限の導入が義務付けられ、違反した場合には高額な罰金が科される可能性がある。
アルバニージー氏は「これは保護者のための法律だ。SNSは子どもたちに実害がある。私はそれに終止符を打つ」と表明している。
政府は今年に入り、SNSの年齢制限について初めて審議し、同案は超党派の支持を得ている。
法案は今週、州および準州の首長に提示され、11月下旬に議会に提出される。
■英訳
On the 7th, Australian Prime Minister Anthony Albanese announced the passage of a new law to ban social media use for those under the age of 16.
According to Albanese, platforms such as Facebook, TikTok, and Instagram will be required to implement age restrictions, with heavy fines possible for non-compliance.
“This is a law for parents. Social media poses real harm to children, and I am putting an end to it,” stated Albanese.
Earlier this year, the government began its first discussions on social media age limits, with the proposal receiving bipartisan support.
The bill will be presented to state and territory leaders this week and is expected to be submitted to Parliament in late November.
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ SNSが及ぼす子どもへの影響が大きいことは確かです。本法案により、多感な13才~15才の子ども達が一斉にSNSをやめられるため、子どもにとってもプラスな面は大きいと思います。
一方で、懸念点もあります。子ども達が年齢を偽って登録したり、禁じられたSNS以外のアプリで交流を始めると考えられるからです。この場合、トラブルにあっても大人には相談せず、深刻な被害に発展することが予想されます。この点は重視すべき問題だと考えます。
本件の詳細がまだ不明なため、効力についても判断しかねるのですが、この取り組みに効果があった場合は他国でも検討する価値があると思います。
✅ どの程度実行力、というか強制力を持たせられるかどうかが鍵でしょう。
プラットフォーム側の多くは13歳未満に対して年齢制限をかけていますが、年齢申告を偽ることで13歳未満の子どもが利用しているのが現状です。
プラットフォームだけではなく親に対しても強制力を発揮させるのか、それとも子どもにも罰則を与えるのか。