ド軍の後払い契約 合計1418億円
✍️記事要約
ドジャースは２９日（日本時間３０日）、ワールドシリーズ制覇に貢献したトミー・エドマン外野手（２９）と２９年まで５年総額７４００万ドル（約１１１億円）で契約延長に合意したと発表した。米ＥＳＰＮ局によると、総額の約３分の１（約３７億円）が後払いで、６年目の３０年は球団側が選択権を持つ。
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ド軍が後払い契約を積極的に活用し、２年連続世界一へ陣容を整えている。
今オフの同契約はＦＡ左腕スネルに次ぎ２人目。トップクラスの資金力を持つド軍が後払いにする理由は、戦力均衡化を目的に導入されている“ぜいたく税”対策だ。算出の元になる給与総額を低く抑え、他の補強に充てることができる。大谷は平均年俸約１０１億円だが、ぜいたく税計算上１年あたり３０～４５億円を“節約”できたといわれる。
現在のド軍契約選手で、後払い総額は約１４０６億円。今季開幕前に１年契約で獲得し、現在ＦＡのＴ・ヘルナンデス外野手にも約１２億円の後払いがあり、合計すると１４１８億円になる。控えの可能性もあるエドマンを１１１億円で引き留めたのは資金力の表れだ。一部ではこの“抜け道”に規制を求める声もあがりつつある。
■英訳
The Dodgers announced on the 29th (JST 30th) that they have agreed to a five-year contract extension with outfielder Tommy Edman, 29, worth $74 million (approximately ¥11.1 billion) through the 2029 season. According to ESPN, about one-third of the total amount ($25 million, approximately ¥3.7 billion) will be deferred, and the sixth year, in 2030, includes a team option.
Dodgers Leverage Deferred Contracts to Bolster Roster for a Second Consecutive Championship
This is the Dodgers’ second deferred contract this offseason, following the signing of free agent left-hander Blake Snell. Despite being one of the wealthiest teams in MLB, the Dodgers are strategically using deferred payments to manage the luxury tax, a measure designed to promote competitive balance.
By keeping their taxable payroll lower, the Dodgers can allocate more resources for other roster upgrades. For example, Shohei Ohtani’s contract reportedly saves the team ¥3–4.5 billion per year under the luxury tax system, despite his annual average salary being approximately ¥10.1 billion.
The Dodgers’ current deferred payment commitments total approximately ¥140.6 billion, including about ¥1.2 billion owed to outfielder Teoscar Hernández, who was signed to a one-year deal before this past season and is now a free agent. With the addition of Edman’s ¥11.1 billion deal, the total rises to ¥141.8 billion.
The decision to retain Edman, who might play a reserve role, for such a substantial amount underscores the Dodgers’ financial strength. However, there are growing calls for stricter regulations on this “loophole” within the league.
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
仮にFAその他で将来移籍する事となれば、全額ではなくとも、移籍先にその年俸の一部が引き継がれるだろうから、複雑そうだが、そうした意味でも後払い契約が球団にとってより有利に働く可能性もあるな。
✅ この方法は間違いなく見直されることになるだろう。明らかな制度の抜け穴を利用して、贅沢税だけでなく所得税でも同様の手法を用いることになり、カリフォルニア州の税務当局を敵に回すことは明らかだ。この方法はドジャースだけでなく、他の高額所得者にも適用され、先送り所得と所得発生時にカリフォルニア州から税率の低い居住地へ移すという回避策を事実上推奨するものとなる。高額所得者への課税が厳しいカリフォルニア州において、この手法が懸念されるのは否定できない。
支払い時点ではなく発生基準で課税されれば、現金収入がない時点で多額の税支払いが必要になる。このような先送り支払い方式が理にかなっているのか、極めて疑問に思う。先行きの収入を担保にした借入で一部対応できたとしても、その有効性には疑問が残る。
✅ 控えとは言いますが、多くの選手が身体中の痛みを我慢しながら試合に出続けているのでときどき休養日を取り入れます。シーズン中に脱落してしまう選手も多いですね。一方でベンチ入りの枠にも限りがあり、特に投手は多めに駒を確保しないといけない。
そうした時にエドマン選手のような複数ポジションを守れる選手は心強いですし、かなりの試合数をこなしてくれることでしょう。
