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EUを揺るがす「ワクチンスキャンダル」が急浮上[2023.8.9]

EUを揺るがす「ワクチンスキャンダル」が急浮上

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✍️記事要約

✅ EUを揺るがす「ワクチンスキャンダル」が急浮上…!欧州委員会委員長とファイザー社との「秘密交渉」の中身が笑えない

■欧州委員会委員長に浮上した疑惑

EUで最大の力を持っているのが「欧州委員会」だ。これはEUの執行機関であり、いわば内閣。欧州委員会の委員長は、EUの大統領のような巨大な権力を持つ。それが現在、ドイツ人女性のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏。元々、強烈な権力志向の人である。

現在、このフォン・デア・ライエン氏に、欧州検察庁が狙いを定めている。その理由は、21年3月、氏が勝手にバイオンテック=ファイザー社のCEO、アルバート・ブーラ氏に会い、自分に権限がないにもかかわらず、コロナワクチンの3回目の購入について秘密取引を行ったという疑い。

 しかもその内容が、22年、23年の分として18億回分のワクチンを購入という破格のもの!  これは、EU国民がこれまでの習慣通り接種すると仮定すれば、一人10回分に足りる数だという。

 ワクチンの購入については、欧州委員会の担当部門が製薬会社と交渉し、EU全加盟国のために一括で契約を結ぶことになっている。EUのあまり裕福でない国の国民のもとにも平等にワクチンが行き渡るようにという配慮だ(そのためにEU以外のもっと貧しい国がワクチンを買えなくなるということは考慮されなかった)。

 こうしてワクチンは随時補填され、人々は2回、3回とワクチンを打った。ただ、ワクチンの購入には、当初より不透明な点がかなり多く、例えば、欧州委員会はワクチンの価格を未だかつて一度も公表したことがない。

 問題の3回目の購入、18億回分のワクチンの総額は、漏れ聞こえてくるところによれば350億ユーロ(現行レートで約5.4兆円)で、これは、ドイツの財務省が自国分の買取費用として38.3億ユーロの予算を取っていた事実とも付合する。

 なお、大量の購入なので、本来なら単価が下がっても良さそうなものだが、フォン・デア・ライエン氏がわざわざ値段を釣り上げた可能性も指摘されている。

■SMSの開示要求を頑なに拒否

21年5月21日、欧州委員会は結局、フォン・デア・ライエン氏が事前に取り決めた通りの条件で、契約を結んだという(18億のワクチンのうち9億回分は本契約で、後の9億回分は仮契約)。

 いずれにせよ、これはEU始まって以来、一番高価な買い物であり、当時のメルケル独首相はこれを絶賛したものの、他のEU国では不満が噴出した。

 ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相(当時)が憤慨してバラしたところによると、フォン・デア・ライエン氏が決めたワクチン1個当たりの値段は19.5ユーロで、最初の契約分より1個あたり4ユーロも値上がりしていた。

 この事前の秘密取引について最初に報道したのは米ニューヨーク・タイムズ紙で、契約が正式に結ばれる前のことだった。

 その際、同紙は欧州委員会に対し、フォン・デア・ライエン氏がファイザー社のブーラ氏と取り交わしたSMS(ショートメール)を公開するよう求めた。二人が交渉の詰めをSMSで行なっていたことはすでに知られていたのだ。しかし、そのニューヨーク・タイムズの要求を、欧州委員会は無視した。

 続いてドイツのジャーナリスト、ファンタ氏もSMSの閲覧を申請したが、欧州委員会はそれも無視。そこで相談を受けたEU市民の全権委員が7月、やはり同様の申請をしたが、1年経っても返事がなく、欧州議員らの不満はさらに膨らんでいった。

 そうするうちに21年10月、腹に据えかねた緑の党の議員団が、欧州裁判所に訴えを上げたが、1年半以上過ぎた今も報道はされていない。裁判についての欧州委員会のコメントも一切なし。

 しかし、当然、この問題は収まらず、翌22年9月、欧州会計監査院がやはりSMSの開示を求めたが、欧州委員会はそれも、「情報を提供することはできない」と高飛車に拒否した。

■ 夫への利益誘導までが取り沙汰され

おそらくこの傲慢な態度が一線を越えたのか、その直後の10月、今度は欧州検察庁が「同案件を捜査中」と、異例の発表。

 欧州検察庁の役目は、EU国民の税金をマネー・ロンダリングや汚職から守ることだが、よりによって欧州委員会がこの捜査の対象になったわけだ。はっきり言って、これ以上のスキャンダルはない。

 それどころか今では、フォン・デア・ライエン氏の夫に対する利益誘導までが取り沙汰されている。氏の夫は2019年、遺伝子と細胞の研究をしている米国のコンツェルン、オルゲネシス社のディレクターに就任したが、以来、短期間の間に少なくとも4社の子会社がEU内に設立されている。

 それらの子会社は、主にmRNAなどのワクチンの開発に携わっているとされ、EUからの補助金を直接、および間接的に受けているという。常識から言って、これもかなりグレーだ。

 さらに今年の1月になると、今度はニューヨーク・タイムズが、秘密取引はEUの基本憲章に違反しているとして起訴に踏み切った。

 ただ、フォン・デア・ライエン氏にとっての真の爆弾は、その3ヵ月後、4月5日に落ちた。フレデリック・バルダンというベルギー人が同国の地方裁判所に、欧州委員会ではなく、フォン・デア・ライエン氏個人を訴えたのである。

 訴えの内容は、氏の行った職権濫用、公的文書の破棄など違法行為により、ベルギーの国益と、さらには国民の政府に対する信用が毀損されたというものだった。

 もし、この訴えが受理されれば、次に起こるのは、ベルギー検察によるフォン・デア・ライエン氏の不逮捕特権の取り消し請求となる。不逮捕特権が外れれば、氏が窮地に陥ることは間違いない。EU議会には、フォン・デア・ライエン氏の独断的なやり方や秘密主義を嫌い、この裁判が軌道に乗ることを支持している議員も多いという。

■ファイザー社との再交渉の中身

フォン・デア・ライエン氏にしてみれば、起訴ももちろん難儀だが、もう一つの難題は、今年の終わりまでに納品される9億回分のワクチンの始末だ。EUでは、ワクチン接種はすでに過去の話で、今や膨大な数のワクチンが期限切れで廃棄処分に回されている。

 それなのに、フォン・デア・ライエン氏の結んだ契約では、少なくとも26年まではワクチンを買い続けるということになっているらしい。しかもキャンセルはできない。これが各国で問題になれば、やはり氏の失脚につながる可能性がある。

 そこで、困った欧州委員会はファイザー社と異例の再交渉に臨んだ。これがまたもや秘密交渉だったのは笑えるが、フィナンシャル・タイムズが報道したところによれば、再交渉の中身は笑うどころの騒ぎではない。

 というのも、EUは26年まで毎年、使っても使わなくても7000万回分のワクチンを購入しなくてはならない。つまり、キャンセルは不可で、たとえそれらを受け取らなくても支払いは義務なのだ(ただし、製造されない“幻のワクチン”については、当初の19.5ユーロではなく、10ユーロに値引きしてもらえるという)。

 受け取らない品物に巨額を払い続けるという、このヘンテコな取引に、ポーランド、ブルガリア、ハンガリー、リトアニアなどは納得せず、たとえ値引きされても支払いを拒否する構えという。

 こうなると、いったいフォン・デア・ライエン氏は、ファイザー社にどんな約束をしていたのかと、やはりSMSの中身が気になるところだ。

 ただ、肝心のSMSは、復元が絶対に不可能な方法で消去されてしまっているという噂が濃厚。というのも、フォン・デア・ライエン氏には証拠隠滅の前科があるのだ。

■ 多くが利権と根回しで決まる「魔界」

以前、氏がドイツの国防大臣を務めていたとき、国防省に大勢のコンサルタントを、破格の高級で、しかも自分のコネで採用したため、大スキャンダルになったことがあったが、その時、彼女はメールを全部消去し、証拠隠滅に成功。その後も澄ました顔で政界を泳ぎ続けた。

 ちなみに、氏がニーダーザクセンの州政治から中央政治に躍り出たのは、当時のメルケル首相が抜擢したからだ。家庭相から始まり、労働相を経て国防省となったが、興味深いことに、氏は総選挙では、2009年、13年、17年と、すべて落選している。それでも比例名簿で復活し、メルケル首相が常に重要ポストの大臣に起用した。

 ただ、どのポストでも、インパクトのあるポーズで自分のPR写真を撮るのは上手だったが、国民のために働いた形跡はない。19年、欧州委員長というEUの最重職に就いたのも、メルケル氏の後押しによるところが大きかった。メルケル政治のEU別働隊長とも言える。

 EUという組織は、国民の選挙で選ばれているのは欧州議会の議員だけで、その他の重要ポストは皆、利権と根回しで決まる。しかも、国民が選んだ議会よりも、欧州委員会や欧州理事会の力の方が強いのだから、たいして民主的な組織でもない。

 特に、フォン・デア・ライエン氏のように、秘密を好み、法律の無視を何とも思わない人物が権力を振るい、口先で綺麗事を並べつつ、EU国民の血税を湯水のように使っているようでは、EUに対する国民の信用は落ちるばかりだ。

 ちなみに、欧州委員長としての氏の第一目標は、EUを脱炭素達成の最初の大陸にすることだという。その一環が、ガソリン車とディーゼル車を強制的に電気自動車に変える計画だが、現在、電気は高騰、しかも不足している。

 また、風力発電は脱炭素の重要な要素とされているが、制度設計の不備もあり、今や中国製に席巻されつつある。どのみちフォン・デア・ライエン氏の話には欺瞞や矛盾が多すぎるため、その他の多くの計画も、頓挫は時間の問題だろう。

 ただ、不思議なのは、それを指摘すべき主要メディアが、きれいに口を噤んでいること。EUはフォン・デア・ライエン氏のおかげでますます魔界めいてきた。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 私は彼女のスタンドプレーがずっと鼻についていて、胡散臭さを感じていたが、やはり化けの皮が剥がれたようだ。しかし彼女をメルケル氏が育てて来たようなので、メルケル氏の信頼が失われても仕方がないだろう。
コロナワクチンに関しては、まだまだ不透明なことが多く、情報を公開して問題をクリアしていかなければならないと思う。
✅ 日本もそうだけど、結局のところ情報は公開が基本であり、公開しないものに関してはどんな疑いをもたれてもおかしくない

日本の閣議決定なんてほとんどそうで、閣議自体は公開されているものの内容は決定事項の確認のみ

どういう経緯でそういう話が出て来たのかすら不明

現在のネット社会なら、完全公開するだけで不審な点があれば誰かが気付く

1億2000万人でチェックすれば、見落としも無いだろう
✅ ファイザー社からワクチンを余剰に購入したのは日本と同じ。
ただ購入した日本とEUの違いは、それを「もったいない」の精神で消費に回したか否かにある。
日本でもワクチン廃棄が問題にされてる記事があるが、EUのそれは桁違い。そもそも3回目から激減し、4回目以降を接種している人はほとんどいない。
日本だけが「もったいない」で、5回目、6回目、そして7回目を接種しようとしている。因みに今も購入しているワクチンは、契約を1年以上前に行っている。
ワクチンは「もったいない」で接種するものでは無い。

そして現状「コロナがー」と騒いでいるのは、沖縄だったり日本国内だけ。EUにはそんな兆候は無い。
これが実態だ。

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