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Google では管理職をどうやって評価しているのか?[2021.1.26]

Google では管理職をどうやって評価しているのか?


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⭐︎記事要約⭐︎

Google では管理職をどうやって評価しているのか?誰も教えてくれなかった方法を紹介


 コロナ感染者が激増する中、リモートワークの長期化は避けられない情勢で、ビジネスパーソンも「リモート強者」と「リモート弱者」に二極化しつつある今、あなたは「リモート強者」か? それとも「リモート弱者」か?“リモート弱者”が“リモート強者”になる、誰も教えてくれなかった方法を以下紹介。

Q.質問
「リモートワーク時代のマネジャーのあるべき姿って、何ですか?リモートワーク時代の管理のあり方に悩んでいます。最先端を走る Google では、管理職である「マネジャー」を、どんな基準で評価しているのでしょうか。」

A.回答
「13の秘密の質問」で Google のマネジャーたちは、フィードバックを受け取ります。
多くの上司は日々、部下の生産性を高めるために腐心しています。

 どうしたら、やる気を引き出せるか。
 どうしたら、自分から積極的にどんどん動いてくれるか。
 どうしたら、効率よく仕事を進めてくれるか。

 それがわかれば苦労はないのですが、すぐにできるとてもカンタンな方法があります。

 通常、フィードバックは、上司から部下に対して行われるものですが、

 Google では逆に部下から上司に行われる
アップワード(上方)フィードバック調査」が定期的に行われています。

 マネジャーに対する社員からのフィードバックは半年ごと。
 アンケートには3人以上が匿名で回答し、集計後のフィードバックレポートを対象となる本人が受け取ります。
 このフィードバックは「評価」ではなく、あくまでマネジャーの「育成」が目的。

 全部で13の項目に対し、「非常にそう思う」が5、「まったくそう思わない」が1、5段階のうち当てはまるものを回答するように求められます。

 その内容がこちら。

1.  マネージャーとして他の人に推薦できる。
2. 能力を伸ばせる機会を与えて、キャリア開発をサポートしてくれる。
3.  チームに明確な目標を伝えている。
4.  具体的にアクションできるフィードバックを定期的に提供してくれる。
5.  仕事に関して自主性を尊重してくれる(マイクロマネジメントをしない)。
6.  1人の人間として常に思いやりを示してくれる。
7.  困難な状況においてもチームが最優先の仕事に集中できるように取り計らってくれる(他のプロジェクトを断ったり、優先順位を下げたりすることが必要となる時など)。
8.  上層部からの重要な情報を随時伝えてくれる。
9.  過去半年の間に、自分のキャリア形成について有意義な話し合いの場を設けてくれた。
10.  部下を効果的にマネジメントするための専門知識(技術的知識、セールスの知識、経理の知識など)を有している。
11. マネージャーとの間で意見の相違があったとしても、自分の意見を尊重してくれていることが行動から伝わる。
12.  困難な状況においても優れた意思決定を行える(複数のチームに関連したり、関係者間での優先順位が異なったりしている状況など)。
13.  チームや組織の枠を超えたコラボレーションを効率よく行える。

 各項目は「Google マネージャーの行動規範」に基づいている。
 フィードバックとは、相手の行動に対して自分の言葉で伝える技術です。フィードバックには肯定的なもの(ポジティブフィードバック)と改善を促すもの(ネガティブ フィードバック)がありますが、両方のアプローチによってメンバーのやる気を引き出すことが可能。詳細は以下の本をご覧下さい。

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★Wikipedia【マイクロマネジメント】

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