NYダウ終値 2日連続で最高値更新
✍️記事要約
20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比38.17ドル高の4万2063.36ドルで取引を終えた。2日連続で終値の最高値を更新した。米景気の先行きに対する期待から、買い注文が優勢だった。
米金融政策が利下げ局面に入り、インフレを抑えつつ景気後退を回避するソフトランディング(軟着陸)への期待が継続した。利益確定の売りに押される場面もあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、65.66ポイント安の1万7948.32だった。
個別銘柄では、スポーツ用品のナイキ、半導体のインテルが買われた。建設機械のキャタピラーは売られた。
■英訳
On the 20th, the Dow Jones Industrial Average on the New York Stock Exchange continued its upward trend, closing at 42,063.36, up 38.17 points from the previous day. This marks the second consecutive day of record-high closing prices. Buy orders dominated the market, driven by optimism about the future of the U.S. economy.
Expectations for a soft landing, where the U.S. Federal Reserve lowers interest rates while controlling inflation and avoiding a recession, persisted. There were also moments when selling pressure emerged as investors sought to lock in profits.
Meanwhile, the tech-heavy Nasdaq Composite Index declined by 65.66 points, closing at 17,948.32.
Among individual stocks, Nike, in the sportswear sector, and Intel, in the semiconductor sector, saw gains. However, Caterpillar, a construction machinery company, faced selling pressure.
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
一番の懸念は米雇用統計がどうなるか。
大きく報道されていないが、この雇用統計は発表後の下方修正を連発してて、実はかなりの危うさをかかえてる。そして8/5の日経大暴落の引き金のひとつになったのも米雇用統計。
自分はこれが米景気後退入りを左右する最大の爆弾と思ってて、これが爆発するかしないかが今後を左右する気がする。
✅ 今年前半はエヌビディアを中心としたAI・ハイテクセクターが牽引する感じでしたが、AI・ハイテクの伸びは一服して他セクターへセクターローテーションしながら更に伸びて行っている感じですね。
以前よりも投資資金分散の裾野が広がった感じでAIハイテクセクターに一点集中で伸びていた状況よりは健全な形になって来ている印象ですね。
✅ アメリカの景気が利下げでさらに息長く続けばよいが、そもそもFRBは金融引き締めによるソフトランディングのために利下げをしようとしているわけだから、景気後退の衝撃に備えようとしているわけだよ。それなのに株が最高値更新というのは強すぎる。上がれば上がるほど恐怖は増す。山高ければ谷深し。アメリカ株に牽引されて日本株も好調だが、アメリカで何かが起きれば連鎖的に日本株は急落する危うい株高だ。FRBの利下げをマーケットは入り込んでいたため、一時は140円を割る円高が進んだが、日米の金利差は依然として大きいためドルの反発は必至ではあったが、FRBは年内に追加利下げを行うとしているため、ドルはある程度上昇した所で戻り売りに晒されるだろう。アメリカの景気は息が長い。まだまだ続くかもしれないが、いつかは終わりが来る。パウエル議長も植田総裁もそう思っている。株が上がり続ける保証もドルが上がり続ける保証もないのだ