NY株終値764ドル安 3万3202ドル
✍️記事要約
【ニューヨーク=小林泰裕】15日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比764・13ドル安の3万3202・22ドルだった。値下がりは2営業日連続。下げ幅は一時、900ドルを超えた。
15日に発表された米国の小売業の売上高が市場予想を下回った。米国景気が減速しているとの見方が強まり、IT大手アップルや娯楽大手ウォルト・ディズニーなど幅広い銘柄が売られた。米連邦準備制度理事会(FRB)が14日、来年末の政策金利の見通しを引き上げたことも株価の重しとなった。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は360・36ポイント安の1万810・53だった。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ むしろFRBのタカ派姿勢が原因だけど、どうなるんだろう。
FRBが「今後もインフレ高進が続くので、経済が悪化しても利上げを続ける」と表明したけど、
市場は「そもそもFRBの言うとおりにインフレ高進が続くのか」に確信が持てないわけでしょ。
常識的に考えて、FRBはこれまでのインフレ高進を予測できなかったんだから、今後のインフレの状況(高進または低下)も予測できないはず。
だからこそFRB自身が、すべては「データしだい」だと繰り返してる。
ぜんぶ駆け引きなんだから、インフレを抑制したいFRBとしては、本音ではどう思ってようと、インフレについて甘い見通しを示すことはありえない。
自分としては、(事前の判断の誤りをカバーするために)夏にFRBがWSJに0.75%の利上げをリークして市場に織り込ませようとした時に、なんか「信頼」が瓦解したな。
偉そうにしてても所詮はこんなものなんだな、と思った。
✅ 景気指標が下がってきても世情不安定と資源の売り渋り、機関投資家の思惑が絡みなかなか物価高が下がりにくくなっている。金利が高くなると銀行の新規融資は借りにくいし投資には慎重になるからインフレも収まる今までのスタイルといまはちょっとちがうのではないか。スタグフレーションに陥ってしまわねば良いが。